2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「嘆きのピエタ」

結構良かった。贖罪や悔悟、守るべきものができたが故の弱さなどテーマはありがちだったが、ある種のミステリー要素が加わることで見ごたえがあった。 「メビウス」と併せて考えることで、途中までキム・ギドク監督は母親へのコンプレックスが制作の根底にあ…

「メビウス」

「サマリア」がとても良かったので、キム・ギドク監督の作品から漁ってみた。なかなか面白かったが、物語に空間的な広がりが欠けていたように思う。 セリフが一切ない。うめき声や悲鳴のみで斬新だった。 いろいろな意味での倒錯を描いた映画だった。浮気に…

「冷たい熱帯魚」「恋の罪」

長く気になっていた園子温監督の作品に挑戦しようと、この2作を選んで観てみたが、現在のところ、自分にはよく分からなかった。「愛のむきだし」「ヒミズ」あたりはまだ気になるのでいつか挑んでみたいけれど……。 あと、どうやら自分は神楽坂恵の演技があま…

「サマリア」

たいへん良かった。キム・ギドク監督の作品は「春夏秋冬そして春」を観たことがあったことに後から気づいたが、この「サマリア」をもっと早く観ていれば、監督への評価もだいぶん違っただろうなと思わされるくらい、いい作品だった。2004年、第54回ベルリン…

「君の名は。」

話題作として気になっていたし、期待もしていた映画だった。地上波で放送されたのを録画して観てみた。ストーリーについては東京と田舎の高校生男女が入れ替わるのと、彗星がどうこう、というぐらいの前知識しかなかったので、まず「なるほどこういう話だっ…

「シン・ゴジラ」

話題作として気になっていたし、ある意味で期待もしていた映画だった。地上波で放送されたのを録画して観た。いろいろと疑問点はあったが、それなりに面白かった。 ゴジラを倒すために使われる兵器や鉄道などが、一つ一つ名前も明記されていた。使い方も含め…